PicoやTWELITEはLow Voltageだけれど、その先に接続するセンサーはTTLレベルだったりします。実際、接続したい超音波距離センサーはTTLレベルなのでレベル変換が必要となります。そこで2つ購入してみました。先に購入したのはTXS0108Eだけれども、どうも動作がおかしくて、それで2つ目としてIIC I2Cロジックレベル変換を購入した次第です。先日モジュール等の接続をしていてTWELITEが死んでしまったので(過電流が流れて以上発熱・昇天となった)、ちゃんと動作するか改めて確認しました。
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ひとつのブレッドボードに両方のモジュールをセットして、上側のパワーラインに乾電池2本、下側のパワーラインに乾電池4本を接続してLow Voltage=3.25VとHigh Voltage=6.02Vを用意しました。
HiLetGO IIC I2C ロジックレベル変換モジュール
半完成品なので半田付けが必要です。
まずIIC I2Cモジュールの試験でHigh Vol側出力のテストです。対向するLow Vol側をGNDに接続します。High Vol側出力は0.1mvになりした。
次にLow Vol側を10KΩでLow Vol側パワーラインにプルアップします。High Vol側出力は6.02Vになりました。
今度は逆にHigh Vol側を10KΩでHigh Vol側パワーラインにプルアップしました。Low Vol側の出力は3.248Vになりました。
次にHigh Vol側をGNDに接続しました。Low Vol側の出力は0.06mvになりました。
以上よりIIC I2Cモジュールは正常に動作しているように見えます。
HiLetGo TXS0108Eモジュール
そもそもこの試験はTXS0108Eを接続した回路の動作が変だったから行うことにしました。なので試験の目的は得られる結果がどのように期待から外れているかを確認することにあります。
このモジュールも半完成品なのでピンヘッダーの半田付けが必要です。
Low Vol側の入力を10KΩでLow Volパワーラインにプルアップしました。このときのHigh Vol側の出力は6.01Vになりました。だたし、これは電源投入直後の状態です。以後、状況は変わります。
Low Vol側をGNDに接続しました。このときのHigh Vol側出力は44.8mvです。IIC I2Cモジュールに比べ高い値になっています。
この後、Low Vol側を再び10KΩでLow Vol側パワーラインにプルアップしました。この時のHigh Vol側出力は2.819Vになりました。これが変な動作の原因だと思われます。
次にHigh Vol側を10KΩでHigh Vol側のパワーラインにプルアップしました。このときのLow Vol側出力は3.249Vでした。
High Vol側をGNDに接続しました。Low Vol側出力は24.9mVになりました。
結果として今回試験したTXS0108Eの挙動は想定とは異なり、High Vol側の出力がVCC6.02Vに対して2.819Vとほぼ中間電圧になっていました。この挙動が今回試験対象としたTXD0108E固有のものである可能性は少なくないとは思いますが、とりあえず以降の工作はIIS I2Cモジュールを使って進めていこうと思います。
コメント
[…] この回路ではHC-SR04は5Vで動作し、それ以外は3.3Vで動作しています。HC-SR04の5Vレベル出力を3.3V動作のPicoで受けるために、抵抗による降圧を行っています。Trig入力は3.3VでHigh Level入力となっており、TTL的なシグナルマージンはかなり少ないですが、とりあえず動作しています。次の工作ではレベルシフターを利用する予定です。 […]